≪主要な登場人物や用語の説明≫

《登場人物》

城谷香織

【主人公・専業主婦・女性・34歳】

頼られたら断れない性格。頼られると出来ない事まで引き受けてしまう。しかし、理解力が早く手先が器用なので何でも短時間で習得する。小学校高学年ぐらいから男性に肉体だけの関係を求められ続けてきた。セックスは、コミュニケーションの1つとして割り切っている。結婚後も定期的に男たちから求められている。そのせいで夫から酷い暴力を受けている。自分が悪いのだから仕方ない。と、暴力を受け入れている。が、このままではいけないと言う気持ちも多少はある。しかし、性格は簡単には変らない。壁にぶつかる度に「変ったところで今生きている世界が劇的に変るわけではない」と、言い訳をして目を背けている。


ナディア・アルトラン

【主人公が転生する体の持ち主(転生前)・アルトラン家一人娘・女性・17歳】

金髪。碧眼。恵まれた肉体と才能の持ち主。発育の良い体のせいで、幼い頃から男性の視線に悩まされてきた。家柄のせいで、幼い頃から何度も命の危険に晒されてきた。才能のせいで、幼い頃から過度な期待を背負わされてきた。「何で自分だけこんな目に遭わなくてはいけないの」と苦悩する日々を過ごしていくうちに「自分は特別だから仕方がない」と言う答えを導き出す。それからは、「自分は特別だから」と自分に言い聞かせ生きてきた。氷魔法を得意とする事から、氷の女帝と呼ばれ恐れられている。


クルト・ヴァージュ

【ヒーロー・学生・男性・17歳】

生まれつき魔法が扱えない特異体質。自分の境遇には悲観しておらず、自分のような存在を受け入れてくれない世界に悲観している。何かを習得するにも時間がかかり、急かされるのを嫌う。自分のペースを崩されると失敗・パニックを起こす。その所為で、変人扱いを受けている。自分でも理解しているため、あまり他人と関わろうとしない。失敗したら失敗した理由を分析して、次に失敗しないための努力を欠かさない。だが、2度目もおおよそ失敗する。しかし、すぐに結果が出なくても投げやりにはならない。2年でも5年でも。10年でも。苦手を克服するため地道にコツコツと努力を積み重ねる。


サラサ

【サブキャラ・アルトラン家に仕えるメイド・女性・17歳】

黒髪に褐色の肌。隻眼。ナディアとは幼い頃から一緒に育つ。一番近くでナディアの姿を見続けてきた。ナディアの変化に気づきながらも、何もしなかった自分を責め続けている。ナディアと同じ。それ以上の力(学力・運動神経・魔力・美貌)を秘めている。が、使用人の分際で主より目立ってはいけない。と、ひた隠しにしている。自らの青春を殺して、ナディアに尽くす事こそが罪滅ぼしだと思っている。そして、幼い頃のナディアに戻って欲しいと願っている。

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