第5話
ブレーキは一切かけられず、アキを猛スピードで吹き飛ばした。
その衝撃でやっと気がついた運転手がブレーキを踏むブレーキ音が響く。
アキはトラックに轢かれる瞬間、目の端でワタルの無事を確認した。
「よかった・・・・・・」
アキの視界は赤く染まり、やがて真っ暗になった。
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