†絶望の国のお姫様†

第1話


それは、光と影。闇と光。


その、自然な世界が生んだ


悲劇のお話です。



そう。光と闇に生まれた、お姫様・・・



私は、光を纏し生まれた


お姫様。何もかもが、光に


包まれて生きていた・・・



それが、私を苦しめた理由でした・・・



そう。私の光の強さで


闇が生まれた。闇の国のお姫様が


生まれてしまったの・・・



そう。絶望の国のお姫様が、生まれた・・・



私の光により、生まれた彼女。


強き闇を纏、私の存在を嫌がり


世界を闇で、染めあげようとした。



闇の世界のお姫様。そう。絶望の国のお姫様。



私の存在を嫌がり


私を殺そうと、光の世界等


要らないのよ。



と、微笑みを浮かべ、この世界を乗っ取る。



それが、彼女の


私を狙う目的でした。


私の光から出来てしまった・・・



お姫様。私の光の強さと同じ闇・・・



彼女は強い。闇の世界へと


皆を導き、操られる様に、皆


彼女に、支配されました。



そう、彼女は皆をまるで操る様に動いた・・・



そして、光と闇の


戦いは、始まりました。


彼女との、戦いが・・・



この世界が、光を纏うか、闇を纏うか。



神のみぞ知る。


光の力は、彼女に操られた


人々の心から、闇を消し去る。



闇を纏う人々から、光を纏う人々へ。と・・・



光と闇。


白と黒。


表と裏。



愛しさと、恨み。光と闇は終わらない・・・



私の定めは、この世界を


光の世界に保つ事。


絶望の国のお姫様と



光の国のお姫様の、お話・・・



この世界が、光に包まれ


皆が、笑顔になれたなら・・・


私は彼女。彼女は私。



この戦いに終わりが来れば・・・




そう思い見上げた、満月の浄化の優しい光・・・

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