秋葉山ツーリング

第50話

翌朝。

明け方まで、緋音とイチャイチャしていた為。

俺の隣には、彼女が寝息を立てている。

正直何回戦したか記憶にない。

5?6?回目くらいから数えていない。

と言うか、やはり年々性欲が増している気がする。

緋音に、えらい負担を掛けているようで申し訳ない。


「えへへ、おはよう。慎くん」

「ああ、おはよう。緋音」


緋音は、目をパチッと開けて俺に挨拶をする。


「ごめんな、昨日もいっぱいしちゃって」

「ううん、大丈夫だよ。それに、私だけ大丈夫なんだと思うと嬉しいから」


確かに、現状肌を重ねるほど近づけるのは緋音だけだ。


「それに、こんなにいっぱい貰っちゃうと出来ちゃうかも…」


彼女は、顔を赤らめ目を細めた。

恍惚の表情と言えるかもしれない。

子供…か。

結局、茉子の面倒を見ることは出来なかったな。

仮にも父親だったのに。


「慎くん、ほらほら行こうよ」


緋音は、いつの間にかベッドから抜け出して着替えを始めていた。

俺も慌ててベッドから這い出る。


「じゃあ、俺も着替えて来るよ」


俺は、自室に戻り着替えをする。

今日はツーリングだ。

ジーンズに、インナー。

それに、昨日買ったライダージャケットを纏うから薄着でいい。

このジャケット。

緋音の分も買ってきた。

俺の物には、グレーの下地に緑色のラインが入ったジャケットで、緋音の物はピンクのラインが入ったジャケットである。

肘、肩、背中、胸にそれぞれプロテクターが内蔵されている。

また、裏起毛がある為、防寒にもなる。

今日は、朝食を摂らずに出かける予定だ。

俺は、着替えを済ませるとリビングへと向かう。

リビングには、緋音が着替え終わって待っていた。

彼女も、ジーンズを履いている。

殆ど、同じ格好だ。

寧ろ、ペアルックと言っても過言ではない。


「慎くん、私の分まで装備ありがとう」

「うん、緋音と一緒にまた出掛けたかったから」

「えへへ、高校時代はよく慎くんのバイクで出掛けていたものね」


昨日、俺はジャケット、ブーツ、グローブ、ヘルメット、レシーバーなどを購入した。

緋音の服のサイズや手の大きさ、足のサイズなんかは何と無くで買ってきた。

足のサイズに関しては、昔と変わっていなかった様でよかった。

それに、今まではついていなかった…いや、20年前は普及していなかったドライブレコーダーやナビシステムも追加で装備した。

結局、今まで貯金していた物を放出してしまったが、後悔はない。

だって、これで緋音とツーリングにいけるんだから。

それに、これからしっかり仕事をしていけばいい話だし。

まあ、昨日の事もあるから無理のない程度にだけど。


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緋音のグローブは、Sサイズ

足のサイズは、22.5cm

ジャケットは、Mサイズ


慎のグローブは、Lサイズ

足のサイズは、27.5cm

ジャケットは、Lサイズ


お互い靴のサイズは高校時代から変わっていない。

ちなみに、慎は20~30万円くらい使っています。

現在は、11月上旬。

秋らしく、日中やや暖かく、夕方以降は冷え込む気候です。

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