悪女
第1話
むかーし、むかーし、あるところに。
心の醜い悪女がいました。
彼女は身体の弱い姫を支える王子に恋をしました。
悪女は、汚いやり方で、姫と王子を引き裂き、王子に魔法をかけて自分のものにしてしまいます。
傷付いた姫の泣き暮らす様を見た村人達は、立ち上がりました。
悪女の魔法から王子を目覚めさせ、悪女の家を燃やしてしまいました。
なにもかもを失った悪女は、呪いの言葉を吐いて果てました。
「姫と王子が幸せでよかった!」
村人皆が喜び、姫と王子は幸せに暮らしましたとさ。
さて、悪役は、
悪女?
それとも、村人に残虐な行為をさせた、
姫?
悪女は、本当に、悪女だったのでしょうか。
だって・・・王子は、悪女の魔法に、自らかかったかもしれないでしょう?
分かっていることは・・・
私は、姫じゃない。
私は、悪女。
そういうことらしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます