私の日常
第2話
「いやぁ!やめて!いやあああ!」
今日も私は抵抗し続ける。
室内に響く身体と身体がぶつかる卑猥な音。
抵抗する私を殴る鈍い音。
顔は殴らない。だってあの人達にバレるわけにはいかないから。
「いい加減観念しちゃいなよ!気持ちいいくせに。もしかして抵抗しないと濡れないとか?」
キャハハ、なんて声を立てながら私を嘲笑うのは双子の妹まりか。
双子といっても二卵性だから似ていない。
まりかは高2なのにパッと見、中学生に見えかねないほどのフランス人形のような容姿に豊満なバスト。
見た目は清純派天然少女という感じだけど、中身は・・・悪魔。
私は子供の頃から何もかもを奪われてきた。
食べ物だったりお気に入りのぬいぐるみだったり。
成長するに従ってそれは人間になった。
親友、彼氏、仲の良い先生。
全ては彼女に奪われる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます