第34話

彼女の笑顔が目に焼き付いて離れない




彼女のさっていた方を眺め

しばらく意識を飛ばしていたらしい



スマホの振動で気がついた



〈どこにいる?もうすぐ始まるぞ〉



メッセージの通知に

止まっていた足を再び動かした




予定がたくさん詰まった今日最後の予定

毎年恒例な入部テストの日。




「悪い遅くなった」

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