第29話

さすが推薦枠を実力で勝ち取った人だ




他の人たちもすごく早いと思ったけど

その中でも想太が一番だった




「やった!勝った!」




『うん!想太すごい!』




一位をとった想太は大喜びで

またこっちにジャンプして手を振ってくる




「もう!泳いでる時はかっこよかったのに!!」



普段のおちゃらけた様子が泳いでる時は

一切感じられないくらい真剣な目をしていた彼は

確かにかっこいい


今のレースで何人かの人が

想太にも注目している声が聞こえる



『普段との様子が違うところが見れてそこも彼の魅力だね』




「もぉ〜尊は絶対否定的なことを言わないから好き!」



『ふふっありがとう?』



突然の告白につい笑ってしまった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る