第58話
翌日、婦人科に行き検査をしてもらう。
ガチャガチャと音が聞こえれば、陰部に物が入り
『着替え終えたら、隣に来てくださいね』
抜かれるのと同時に言われる。
隣の部家に入り、『お座り下さい』と言われ座ると先生から告げられる。
『紹介状を書くから、ここの病院に行って下さい。』
『あの、どこか悪いんですか?』
『結果が出てないのではっきりとは分からないですが、恐らく高度異型上皮だと思われます。』
『………』
『結果が出るまでに2週間はかかるけど、結果が出る前にこの病院に行って下さい。帰る時に受付から紹介状貰ってね。』
『わかりました。』
病院名はがんセンターと書いてある。
待ち合い室でお会計を待つ事数分。数十分。
ガン?あれって死ぬんだったよね?
あー、父方の祖母が子宮癌で亡くなったって聞いたな。
遺伝なのかな?
でも、ララが生きてる内は死ねない。
そんな事を思っていた。
そして、1週間くらいが経ってから
紹介状を持ち、がんセンターに行く。
そして結果は、高度異型上皮Ⅲbだった。
すぐに入院して、手術をしないとならないらしい。
実家にも連絡しなきゃか。
お店も休まなきゃ。
ララ、預けなきゃか。
入院期間は順調に行けば1週間と聞いていた。
1週間、ララと離れた事無いのにな。
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