第36話
そして、初めてララの過ごす夜。
『ララ、そろそろ寝るよ』
抱き上げて、ララをベットマットへ。
『おやすみ』
頭からおしりの方に撫でる。
一緒に寝るのは良くないと聞いたことはあったが、理由を良く知らなかったし、そこはあまり気にしなかった。
私も布団に入り、ララの方に身体を向ける。
するとララは
自分のベットマットから、私の布団の中に入ってくる。
横向きの体制でいる私のお腹辺りに丸くなり
何故かおしりを向けている。
今はそれが、愛情表現で信頼の証だと知っているが
当時の私は知らず
何度か頭の方を向けるように、体制を直していた。
直しても、直しても、おしりを向けるので
おしりを優しくポンポン撫でて
『おやすみ。ララ』
寝ることにした。
あまり構ってはいけないと聞いていたのに
構い過ぎたかな?なんて思ったり
布団に入れないほうが良かったのかな?なんて思ったり
そんな事を思いながら眠りについたのを、今でも覚えている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます