第14話
その2匹を見つめる私に
『抱っこしますか?』
店員さんが話しかけてくる。
『この子達は姉弟ですか?』
違う返答をする私。
『はい!姉弟ですよ。こっちの子がお姉ちゃんですね。』
そう言って、店員さんが指で示す子は
私を、じーっと見つめる子だ。
色は、チョコレートタンで綺麗な色。
目の上に、まろの様な眉毛がある。
もうすぐ、3ヶ月になる子。
飼うなら女の子と決めていた。
『この子をお願いします。』
『抱っこですか?』
『いえ、この子と家族になります。』
吠えもせず、じーっと見つめる子。
弟より少し体が大きめな子。
私がケースに、ちょんちょんと触っても
その手の方に弟が寄ってきても
動かない子。
そんなこの子に惹かれた私。
これが、ララと私の出会い方だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます