第13話

そして、月日は流れ




私は19歳になり




11月中旬。





その日、お店はお休みで



Hポンは友達と遊びに行っていて




お店の子のTちゃんと、夕方から遊ぶ約束をしていた私。




日中は時間があり、家から歩いて20分位の所にあるペットショップに向かった。





ペットショップO




Hポンと行ったことがない所。





当時、ミニチュアダックスは今よりもずっと、多かった気がする。




店に入ればピンポーンっと音がなり、あちらこちらから『いらっしゃませー』と店員さんの声が聞こえてくる。




そして、その声を掻き消すような鳴き声も。





ダックス、ダックスと思いながら、犬達がいるケースの方に向かう。





どの犬達もずっと吠えてる中





じーっと視線を向けてる子。





同じケースに2匹で入っている。




誕生日を見れば、1日違い。



姉弟だろうか?




じーっと視線を向ける子は吠えていないが

もう1匹はずっと吠えている。




このペットショップにいるダックスは合わせて5匹。

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