第81話
ツキSide
ユウキからの電話は久々だな。
相談に乗るのは嫌いじゃねぇけど
ユウキが本当に相談したい相手は俺じゃなく
ヨウのはずだ。
嫌いな振りしながらも、いつも意識してるのは知ってんだ。
敵意や嫉妬するのは相手を意識してるから。
相談しないのも、甘えたりしないのも意識してるから……だと俺は思うんだ。
嫌いだっていいながらも、ユウカがいるからってヨウの家にいるし
きっと、俺等の中では一番にヨウを尊敬してる。
目を見ればだいたい分かる。
でも、素直になれねぇんだろうな。
ユウカ大好きだから、余計に。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます