第5話
『ここは私が初めてユウキ君と会った場所。』
“ユウキ君の事は知ってた。まぁ、ユウヅキ先輩やソラ先輩ツボミ先輩のおじさんって話しもあったし……”
“なんせ、室屋、如月って有名だしね。”
“ユウヅキ先輩もソラ先輩も無口で無愛想だったな。って、あまり話した事もないんだけどね。”
“でもユウキ君は違った。ここで泣いてる私にユウキ君は『どうしたの?』って話し掛けてくれたの。”
“懐っこい笑顔で『泣かないで。話し聞くから!ね?』って慰めてくれた。”
“あの時、ユウキ君の笑顔に救われた。辛い時、何度もユウキ君の笑顔を思い出してその笑顔に救われた。”
“ユウキ君、ありがとう。”
“私ね、ユウキ君が好き……だよ。”
顔を赤らめて言う先輩。
まさか告白されると思って無かった。
ただ『女の子には優しくね。』ってユウカが何度も言うから
泣いてる先輩を放っておけなくて……な。
でも、
『先輩……ごめん。』
俺には好きな奴がいるんだ。
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