第61話

90分の長い授業がやっと終わった




ふー、とりあえず広場に移動かな




サラと一緒に広場にでる



「で?何で遅かったの?」




「それは−−−−−」




あたしはことすべてをサラに話した




「ってわけで昨日頑張ったんだから、これくらい見逃されるかなと思って遅れた」




「、、、なるほどね、ホントにあんたは面倒事にすぐ首をつっこむわね」





「つっこむ気はないんだけど、何せコレが無視させてくんないの」




サラにはあたしの五感ついて話している




サラはコレを羨ましがるでもなく、気味悪がるでもなく、『そういう奴の一人や二人いるでしょ』と普通に接してくれている




それがひどく嬉しかったのをあたしは今でもはっきりと憶えている

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