第42話

「一瞬でも頭によぎらなかった?


もしかしたらあいつらはやられてるんじゃないか」





「、、、やめろ」





「コレから先後を引くような怪我をおわされたんじゃないのか」




「やめろ」




「もしかしたら死んでる「やめろって言ってんだろ!」




「分かった、やめるね」




あたしの言いたいことは分かったかな




「でもさ、」




彼らの表情は




「たった一人の女のためにここまでされるのは割に合わないんじゃない?」




悲痛に歪み、絶望していた




あの時一緒に行けばよかった、あそこで追わなければよかった




様々な後悔が彼らの中に渦巻いているのだろう




「もう一度聞くね?


で?どうすんの?」




ここまで差がある奴に立ち向かう勇気はあるの?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る