第41話

「、、、」




彼らは呆気に取られたようだ、ついで女の子も




「彼らがここにいないことに気付かないんだ


しかも疑問にもならない、、


最近の子は冷めてるってほんとだねぇ」




「、っ!あいつらはどこ行ったんだよ!」




「あれ?聞こえない?救急車のサイレン」




「っっ!?」




数秒前から救急車のサイレンが近くで鳴り響いている




「女の子を追ってる間も聞こえてたよね?


聞こえてたでしょ?」




あたしは女の子に視線を移し、確認した




「はい、聞こえてました」




「彼女にも聞こえたんだ


あんたらも聞こえてたでしょ?」




「でも、あいつらとは」




「限らないって?


でもさ、急に聞こえ始めた救急車のサイレン、


タイミングとしてはあってるでしょ?」




「、、、」




そろそろ、とどめを刺しますか

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る