第16話

手をなんとか外そうと腕を振ったり、引いたりしても離してはくれなかった




「お前、古本万葉の女だよな?」




『(フルフル)』




「噓つくなよ。とにかく来い」




首を横に振って否定するも聞いてはくれずそのまま引きずられる




どうしよう、、




引きずられた所には車が用意されていた




そこに押し込まれて、中に人がいてその人が車を動かした




計画的だ




「静かだな。普通はもっと喚いたり、暴れたりするもんだろ」




『、、、』




肝が据わってるとか思ってるんだろうけど声も出ないし、暴れても無駄って分かっただけ




車が止まって、ついた場所は古びた倉庫だった




「降りろ」




降ろされて中に入ると見た目通りの様相で埃っぽかった




その中に多くの人がいて、中央にここのボスみたいな人がいた

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