第11話
『はい、来週には返してくださいね』
「あー、来週には返せないな」
『は?』
なら、なんで借りたのよ
「補習で忙しいからな」
『それの前に返せばいいのでは?』
「他の日は無理なんだよな」
この人は何をしたいんだ?
「あんたが匿ってくれるなら返せる」
、、なるほど本を来週返す代わりに匿えと
『、、そこまでして匿ってほしいんですか?』
出席すればいいだけなのに
「あぁ」
『、、分かりました。匿うので、必ず本は返してくださいよ』
「了解、よろしくな」
『それと』
「ん?」
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