第3話

『この展開は予想できなかったな』




誰もいない図書館の受付で1人静かに本を読むことが日課になってきた2年生の春




声が出ないことをいいことに読んでいた本の感想を私は言った




もしかしたら、ふとした瞬間に音が出てるかもしれないから、、、




これも私の日課の1つ




校舎の西の端にあるこの図書館は夕方の太陽の光がよく当たって帰るまで明るいままだ




だいたいの生徒は部活か補習で忙しく、この図書館には誰も近寄らない




まぁ、静かで私は好きなんだけど




読み終わった本を本棚に戻して新しい本を取り出す




『次は恋愛ものにしようかな』




と呟きながら本を取る

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