第10話
確か、両親が亡くなったと聞いた当たりで彼女が暴れ出した
時期もあってるし、多分その通りなんだろう
でも、彼女はアタシのことを詳しく聞いて来ないからアタシも深く聞くことなく「そう」とだけ返した
旧校舎の裏庭にいる時間だけアタシたちは話して、それ以外は他人も同然だった
一度話し掛けようとしたが、それを制止するように視線を向けられた
後日
「あたしと関わってたらいい噂にならないからな」
と言っていた
彼女は本当に不良?
不良の彼女の方がよっぽど温かい人間にアタシは思えた
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