第57話
目が覚めて目の前にある壁もとい帝
、、、なんでまた一緒に寝てるんだろう
そうは言っても私の記憶は敬さんが作ってくれたご飯を食べてから曖昧になっていて
いつの間にか寝ていたのだと悟った
とは言え多分もうすぐ来るであろう敬さんのことを考えるともう起きた方がいいと思う
のに
「スー、、」
目の前のこの人は起きる気配がない
また敬さんに怒られながら起こされるのを帝は分かってる
分かってるのにしないのは新手の嫌がらせだ
どうにかして抜け出さないと
私はまず上にある腕を動かさないように反対を向く
もちろん、ゆっくりと
次に腕から抜ける
これは上級のすり抜け職人でも難しい芸当
でもそれをしなくては私も帝と一緒に敬さんに怒られる
それは何がなんでも避けたい
私はゆっくり帝の腕を上げた
「、、、ん」
「、、、っ!」
「、、スー」
まだ大丈夫
ゆっくりと上がった腕は私が抜けるくらいの間が開いた
今だ!
と私は体をベットから離した
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