第40話
「落ち着いたか?」
「、、とりあえずね」
「、、、」
敬さんの言葉に返事をする帝と頷く私
「じゃあ、スズちゃんはここに居てくれるの?」
帝の言葉に頷く
「そっか」
帝は綺麗に笑った
その表情はどこか安心したような悲しいような、、なんとも言い難い表情だった
「で、確認なんだけど」
帝は改まったようにわたしを見て言った
「スズちゃんはどうしたい?」
帝はさっきみたいな表情は一切なく、真剣だった
どうしたい、、
帝の『どうしたい』がどういう意味か私にはわからない
でも、『どう過ごしたい』って意味なら、私の答えは、、
「、、私は『いつも通り』過ごせたら、それでいい」
貴方達と過ごす時間を『いつも通り』にしたい
「そっか」
帝はそう言って、今度は優しい表情をした
「あんな表情するのもリンの前だけだね」
「スズ以外じゃあ作り笑いしかしないからな」
その表情に敬さんと智さんは少し騒いでたけど
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