第26話
「、、じゃあ、あたしは行くな」
「待ってください!やっぱりこんなのは、、」
「今更いいっこなしだ
それにお前に決定権はない」
「、、、」
「いいか?
何も言わなかったら最初からなかったことと同じだから、、お前は何を聞かれても何もなかったって答えろ」
「、、、」
俺は無言で返事はしなかった
それに姐さんはふっと笑った
「それと彼女のことはしっかりと支えろよ
それができるのは他でもないイチ君、君だけだから」
「、、はい」
「じゃあな」
「あの!どこに行くんですか?
それだけは教えて下さい!」
さっき姐さんは『行く』と言ったが『帰る』とは言わなかった
そう言ったってことはこの街を離れるということなんだと思った
「、、秘密」
そう口元にそっと人差し指を当てて姐さんは綺麗に笑って去って行った
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