「、、、」

俺がこれ以上、抵抗しないと分かったのか姐さんは力を緩めた

「、、姐さん、キヨは」

「無事とは言えない

でも命に別状ない」

「そうですか、、」

俺は腕を目に当てて聞く

「姐さん」

「何？」

いつの間にかいつもの雰囲気に近い状態になった姐さんに俺は聞いた

「俺にキヨのそばにいる資格はないですよね？」

「、、、」

「それに拍汪にいる資格も、、」

「、、、」

「だって、こんな危険な目にあわせて合わせる顔なんてありませんよ

情報を売って、裏切った俺にあの人たちのそばにいる資格も大事な人を守れなかった俺なんかにキヨのそばにいる資格なんて、、」

その瞬間、姐さんに胸ぐらを掴まれ体を無理矢理起こされた

「甘ったれたこと言ってんじゃねぇ！」

「、、だって」

「だってもクソもないんだよ！

資格がない？それはお前が勝手に資格を放棄した場合の話だろうが！

それを決めるのはお前じゃなくて他のやつらだ！

それにこの自体を起こしたお前に、はなから責任をとらせないなんてあたしは甘いことは言わない」

「、、、」

最後にそう言った姐さんにごくりと喉がなる

「いいか、今日ここで起こったこと、今までお前がしてきたことは最初から無かった」

「、、は？」

突然の言葉に理解が追いつかなかった

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい