チトセとマミの出逢い

第5話

マミと初めて話したのは高2の冬だった。




『チトセさん。好きなんです!!』



急に制服を引っ張られたと思えば急に告ってくるコイツ。



ある意味、印象深かった。



『悪ぃ。』



それしか言ってねーのに



『ありがとうございました!!』



なんて頭を下げるコイツ。



それ以来、たまに制服を引っ張っては告ってくるコイツに



毎回『悪ぃ。』しか言わない俺。



卒業してからG市でも会った事なんかねーのに



なぜか会っちまったんだよな。

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