第87話

みんなが部屋を出てから窓を閉めた私。



ユウヤは布団に寝転がりながらテレビを見てる。



私はユウヤの前に座り




『ユウヤー…』




そういって左側の袖を肩まで上げて



左腕をユウヤの前で露にした。




覚悟を決めた。




彼等に隠し事はしちゃいけない。



彼等に辛そうな寂しそうな顔をさせちゃいけない。




なによりも…





笑ってて欲しい。

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