第42話
マップを見てもさすが温泉地。
旅館の場所や旅館の料理など…そんなのしか載ってない。
少し…てか、結構歩かないと街はない。
一応あるのはパン屋さんとラーメン屋。
後はお土産屋にコンビニ。
『ツバサ…お昼はパン買って近くに公園みたいな広場あるからそこで食べよう?』
ザ・自由人をまとめてくれるツバサに聞けば
隣からリョウがマップを覗き
『ユカ!ラーメンもあるぞ!』
って言ってきた。
ラーメンは札幌で食べたいんだよな~
新千歳空港に置いてあったラーメン特集の本を見たら美味しそうなラーメン屋がたくさん載ってた。
『ラーメンは札幌で食べよ?ここのパン屋さん美味しいみたいだよ?ほら!』
リョウにコメント欄を見せると
『マジだ!チョー美味しいパン屋さん!だって!まぁ、ユカがパンがいいならパンにしよーぜ!』
そう言ってまた左手を握られ
『ユウも早く手繋げよ!パン屋だ!ツバサ、マップやるから案内しろ!』
と私が持ってたマップを取り上げてはツバサに渡し、ユウヤに
『早く!ユウが繋がないならそのまま連れてくからな!』
と催促し始めたリョウ。
ユウヤの気持ちを理解しての行動なんだろうな。
なんて思いながらユウヤに私は右手を伸ばせば
ユウヤはその右手を握ってくれる。
そうして私はまた両手を繋がれながら
私達はパン屋へ…
っつーか!
温泉地でパン屋って…
本当に美味しいのか?!
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