ユウヤを想う気持ちは分かるよ。

でも私は…嘘をついてまで引き止める事はしない。

自分の想いだけをぶつけたりしない。

ユウヤが幸せなら私はそれでいい。

私じゃなく、違う子でユウヤが幸せなら私は離れたって構わない。

彼女は近付き私の目の前に立つ。

『アンタなんかいなきゃ、私はユウヤの側にいれたはずなのに！！』

彼女は叫びポケットから何かを取り出した。

手に持っているのは

カッターナイフ。

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