世の中はクズ

5の遣い

第1話 気色悪い

現実は小説より奇なり。気持ちが悪い。

上辺だけのヤツ。自己中のやつ。利己心に溢れたヤツ。

ろくな奴が居ない。

メディアからダイバーシティを…

みんな幸せに… 国民が満足する政治を…

自己の願望より国を…

色んな人が発言している。

あたかもたくさんいるように見えるかもしれない。

しかし、日本で実際テレビに出ている方の人数は果たして日本全体のどのくらいであろうか?

そう。ひと握り。おっと、少し言い過ぎた。

もう少しいるかもしれない。

ただ、決して多くは無いのは揺るがない事実である。

悲しいことに、口ではそういうが反した行動をとる輩もいる。そう考えると「ひと握り」

という表現だって間違いじゃない。

食べ物の味の美味しさが匂いによって倍増されているようなものである。

つまり、実際にはそれほど居ないはずのものがメディアの拡散力によって、より大きいものに錯覚を加えられているのである。

その決して多くないひと握りが、政治を斡旋し今の社会を作り上げてきた。

政党というものがある。 それらが幾つにも分かれて存在し、1つの多大なる実権を手に入れようと争いあう。

お金をかけて争うギャンブラー達はその身をかけて上級国民になるために頑張っているのである。

今の政党に対して、ネットではそれほど良いと言える意見は私は見なかった。

これ程、期待されない団体競技は見た事ないかもしれません。

選ばれし上級国民は遂に政(まつりごと)を始めます。

それぞれが掲げた理念?目標?に基づき、それぞれが思うままに政策がなされます。

この国民によって選ばれた最も国民に寄り添うことの出来る理解者です。

さぞ、素晴らしい国民にあっと言わせるほどの政策をしてくれるであろう。いや、そうに違いない。

あら、不思議。

何を見ても、○○メガネだとか。検討者だとか。

出てくる出てくる、政治パーティの献金問題。

えっ?これらが表すものが国民代表らしい。

マジですか?真実なんですか?

いや、そんなはずは無い。

僕らがかつて学んだ先人達によって築かれ、国の要素として利用され続けた「選挙」を通して選ばれた国の理想に限りなく近づけるのに相応しい考え方や能力を持った人間…

のはずです。

何かの間違い。きっとそうだ。そうに違いない。


否。

これが「現実です。」

目を逸らすのは、やめましょう。

社会は「クソ」なのです。

一人の人間は周りに染まる。

周りの人間に似るのです。

つまり、私みたいなクソ野郎で溢れた集団からはクソ野郎しか生まれないのかもしれないということです。

クソがクソを生むという需要など微塵もない

営みの中でクソじゃないつまりは他と異なる奴が生まれるのです。

そのパターンは今まで以上にクズか、それともクズでない(この世界においてのいわゆる秀才) のいずれだ。

しかし、残念な事にいずれの奴は他とは違うという事で褒められる時もあれば、袋叩きになる事もあります。

そんな中で、入ればその人自身も周りに染まりますね。

黒に満ちた液体の中では、何を入れても黒に染められてしまうものですから。

どうせなら、光の三原色満ちて欲しいものですが。

日本は教育というものを使い優秀な人物を増やそうとしています。けれど、人間性というものは教育だけでは補えない部分もあり、

だからこそ欲に走るものだって少なからず存在するのです。

結果として、「逆」という物は存在し、

本人が変わったと捉える事にも言えます。

それは、本人が変えられてしまったという事です。

権力が蠢くこの社会。

簡単に逆らうことなんて出来ないでしょう。

上を変える為に、1人が立ち上がったって、

それは難しいのでは無いでしょうか。

逆らう事で職を無くし、人生を転落させてしまう結果に至れば元も子もないですから。

自身の安定も同時並行でしていかないといけないわけで。

転落した際に保護してくれる人なんて実際にはほとんど居ないわけです。

私のように安全圏からただ意見を述べるだけの奴は本当に無意味で愚か者なんでしょう。

実際に覚悟を持って行動している人がいるのに安全圏から覚悟無しに口出しをする。

石橋を前に出て叩いて安全を確認している彼らに対し、その後ろをついて行きながら

「もっと早くしろやぁ。遅いんだよ。」

「もっと完璧に丁寧に意識してやれよ。」

そんな言葉の石を私達は彼らに投げつけてあるのです。

彼らからしたら私達はあるまじき人間であるに違いないでしょう。


なら、私達は彼らに敬意を表して望みをかけるしかないのでしょうか?

「きっと彼らならやってくれる。」

自分がやらないならもうやってくれると腹を括る事しか出来ないのでは?

世の中がクズというのは、その中に所属する私たちもクズであるということでもあるのです。

世の中をより良くするには結局私達もより良くなるように努力するしかないのかもしれませんね。彼ら達を私達のようなクズに染めないように。

大きい責任を常に持ち、そのうえでマイナスな事ばかり投げつけられて、そりゃあ心もマイナスになっていくのでしょう。

うつ病、適応障害。ほかの病気も含めてわかる通り、人間追い詰められると視野は狭くなるし、感覚と言った人間としての能力は著しく低下しいきます。

なら、私達は労いの言葉や感謝の言葉をひとつ掛けてあげる。そうする事で、彼らの気持ちを上に上に持ち上げてあげる。

それだけでも十分だと私は思います。

以上

私という未熟な者なりの考えでした。

読んでいただきありがとうございました。

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