第7話 小牧のもやもや2

それにしても。


気になる人を前にすると。


こう、テンパってきちゃうの、どうにかならないかな。





そのせいだったもんな。


全然思ったこと話せないまま、それっきり。


あれだけ頑張って、珈琲も飲めるようになったっていうのに。





ま、そのおかげでさ。


こうして珈琲の味が楽しめるようになったから、良いんだけどさ。






・・・あれ、また見られてる?


そっか、私がまた黙ってるからか。


もう、感傷に浸ってる場合じゃないんだった。





こんな時、慣れてる人ならサラッと会話切り出せるんだろうけど。


他愛のない話をするのって、苦手なんだよな。


だから刈谷さんのとこに相談しに行ったっていうのに。





んー・・・どうしよう・・・

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