ガスライティング

この言葉を耳にした事はあるのでしょうか？

　ガスライティングとは、加害者が被害者の記憶や知覚、正気を疑わせるような心理的虐待の一種です。被害者に対して些細な嫌がらせや誤った情報を提示し続けたり、不利な状況に陥りやすい環境を作ったりすることで、被害者が自分自身を責めて自尊心を失うよう仕向けます。破滅に追い込むのです。

　恐ろしいですね。集団のあるコミュニティの場で、権力を持っている立場の人が糸を引けば、破滅に追い込むのも簡単ですよね。そういえば、と思い返すと、経験された方もいるのではないでしょうか？「えっ？私、そんな事言ってないよ。気のせいでしょ。」「あれ？ペンが毎日なくなってる。」など、些細な事から、徐々に追い込みをかけていく。卑劣なやり方だ。

　身を守るには、まずは虐待を受けていると認識したうえで、自らの認識能力への自信を失わないためにも、周囲に相談することが大切といえます。　　　　　

　ガスライティングの被害に遭っている場合、ガスライティングが起こっている集団やコミュニティーを避けてください。 どうしても避けられない場合は、弁護士やカウンセラーなど専門機関に相談することをおすすめします。

　自分が感じる違和感、何か変だと思ったら放置せず行動して下さい。自分を信じて、心の健康を大切にして下さい。