今宵は瞳をとじて Ⅴ

フルーツロール

Cover



 夢を見たのは


 あの空のように、美しき自由


 朝焼けは、一日の始まりを告げ、新たな世界をくれる


 青空には、鳥が飛び、自由を思う


 夕焼けの、暖かい色には、君の優しさを思い出す


 夜空には、大輪の華を咲かせよう、そうすれば、君が笑うから


 夢を見たのは、空のように美しい、自由な世界


 飛べぬ自分がさ迷うのは


 赤く染まった地上だろう



 地から見上げる、鳥の翼は、なんて美しいことだろう……


 自由の象徴


 お前の翼に、恋をした――……



 俺は吠えるだけの、哀れな獣


 翼を失い、泣き叫ぶ

 

 地を這う虫のように……



 曲がり錆び付いた、脆く弱い、哀れな心……─―




『それでも、誰かを愛する“心”だけは、持って生まれたつもりと、言わせてくれ……――――』








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前作『今宵は瞳をとじて Ⅳ 』はこちらhttps://kakuyomu.jp/works/16818093085687604880

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 本編は次ページから。

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