大冒険時代:前
人生ルーキー饅頭
第一章「エーコク」編
第1話「やって来る」
「そろそろだな」
美味しい朝ご飯の時にお父さんはそう言った
「__何が?」
「それはもちろん
今は
「ご飯が不味くなる様なこと言わないでよ」
父の名はオオダイ・アガリ。
「カチャ、カチャ」
「ズズッ.......カチ........」
「「ご馳走様でした」」
父は足早に着替えの入っているキャビネットへ向かう、それは僕も同じだ。
「これからエーコクに向かうぞ」
『エーコク』―――――――
僕の住む円形の
『ユートグリラ』から平原の地平線の先まで伸び続け、距離以外対して酷でも無いグルーン街道を息を切らしながら通れば其処は、
「やっと着いたぁ!!『エーコク』!!!!!
お腹減ったァ〜...!」
もうとっくに昼時となっており、へたり込んで休憩する僕の横で父は入国手続きをしていた。
――ほぼ顔パスだけど。
「オオダイ、待っていたぞよッフォッフォッフォ」
すると
「トノジジイ、何の用で呼んだんだ?」
父はトノという老人を見下ろしながら腰に手を置き、まるで思春期の息子の様な気怠さを隠す気も無い
「
(ジジイ...か、こんな120歳の老いぼれでもエーコク
「そりゃあまた突拍子も無い事を言うな、根拠はあんのか?」
トノの目は鋭くなる。
「お前は何年も
正直、僕には何の話か全く分からなかったが
「これは魔王が魔界から、我々の世界に近づいて来ているという証拠じゃ。
要は少しでも戦力が欲しいのじゃ。」
「(――だから俺の息子まで連れて来させたと)」
「(
――実戦を以って孵化させたいとは思わないか?)」
「―――――」
「.......あぁ、そうだな」
「(
さてオオダイの息子よ!名前を聞こう。」
「え、あっ、ア....」
『―――アガリ・エールマです!!!』
[To Be Continued....]
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます