第37話

はなが学校に行ったあと、母は父に連絡を取り、全てのいきさつを伝達した。


そうして、はなを見つめる囚人管理衛星は出番を終えた。娘が不治の病。不遇の病で、口臭がしていたのではなく、単に過食嘔吐で、自業自得に、口臭がしていたなら、父も守る気すら起きないといったところか。


これにて、日野咲経由の、衛星攻撃は終了した。


それでも、多くの被害者が統合失調症になってしまった。日野咲は政治家。暗く深くその真実を闇に葬り去るつもりだ。当然、衛星の管理人も。

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