第20話
はなのモデルの仕事。巨大な背景を前にし、写真を撮られながら、ポーズを決めるはな。美しい。
(モデルはいい、匂いが写らないから)
そう心でつぶやき、ジャンプをし、振り返ってポーズを決めるはな。
(精一杯、リア充のフリをして笑顔で立ち向かうだけ)
しゃがみこんで、顔をあげるはな。ヒマワリを手に持ち。次々と決めポーズのはなが出来る。はなは本当に目を見張るほどに美しい。
事務所の社長に呼ばれるはな。CDを出さないか?というオファーだった。はなは両手を組み、飛び上がって喜ぶ。
事務所の社長もはなが臭いことは知っているが、その美しさが際立っていて、また匂いが写真に写らないため、それでいいと思っていた。はなは事務所の社長の心持は知らなかったが、いつもはなの写真をほめてくれるので、大好きだった。
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