第19話

そうこうしていると、休憩時間にはなの周りに人だかりができる。少し怯えるはな。前の学校で口臭を指摘されたからだ。だけれど、誰も何も言わない。ほっと胸をなでおろすはな。


「はなちゃん、モデルなんだってね!」

まどか。

「え?すごい」

みゆき。

「そう思ってみると、顔ちっちゃい!」

とまたもみゆき。

「はなちゃん。何等身?」

とまどか。


ここまではいつも通り。ここからあげて下げてが起きるのかと思うと、はなは落ち着かなかった。またパパに天罰依頼をしなければならない。


だけど、この新しい学校のクラスメートは一切何も言わなかった。はなはもしかしたら、うんこのような口臭が全然ばれてないのかな?と安堵する。はなは普通に学園生活を送れた、友達との逢瀬も普通にあった。

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