第3話

「変だと思うかもしれないけど……僕はキミのことが好きなんだ。だから、こうして会いに来た」




なんですと? 今、今なんて言いました? オレが口に出し尋ねるまでもなく、とうとうと語ってくれちゃう、ネカマでビンゴ!




「キミは僕のことをメールで何度も可愛いって言ってくれたよね? キミはノーマルに見えるけど、僕じゃだめかな? 女の子じゃないとどーしても、だめ?」




その言葉にくらっ!オレめまい。




競りあがる「男同士の世界」の看板。




そうしてオレに向かいちょっと恥ずかしそうに上目遣いをしてくる目の前の野郎。どーりでアイスティー愛すティー、ストローなんかで吸って、なんだかキュートですよってか?




ああ!




野郎が、野郎が、小首をかしげてオレに微笑みかけてくる。ぞぞーーーーーーーーーーーーー!!!!!

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