第38話
side 謙吾
屋上でたむろっていた俺たち。
お腹もすいてきたからジャンケンで負けた
俺と龍太が買い出しに行くことになった。
売店近くの中庭に目を向ける。
そこには、さっきの女の子と
その姿を遠くから見つめてる亜弥美。
『あ、あの子………。』
『さっきの子だな。』
『だな。』
いつもはギャンギャン煩い亜弥美だけど
その女の子を見つめる瞳は苦しそうだ。
苦しそうに女の子をみつめてる。
『はじめて見たかもしれない。』
『だな。』
俺たちには簡単に踏み込めない領域。
普段は馬鹿な俺でもわかる。
簡単に踏み込んではいけないと。
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