第3話

妃愛の意識が戻り…


嬉しい気持ちと

電話で言われた朝妃からの遺言。

写真に写っていた人物に動揺した。


子供たちの前で動揺できない。

自分を奮い立たせて、

焦る気持ちを押し殺し

病院へと向かってきた。




――― 病室で見た光景は……。




アラーム音が鳴り響き

また、容態急変と思い


妃響と燈妃と走って病室に向かった。



病室の片隅で


来るな、来るな、と言い

怯えてる妃愛と


妃愛を受け止めようと

翔馬が暗闇に堕ちていく妃愛に

必死に話し掛けていた―――。






来るな、来るな、来るな、と…





何かに怯える妃愛が居た。

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