第78話
父:「妃響。病院行くのか?」
妃響:「うん、そう。親父は?」
父:「妃響と行こうと思って待ってたんだ。準備できてるのか?」
妃響:「うん、できてる。」
父:「じゃあ、行くか。今日は誰も連れていかない。俺が運転していく。」
妃響:「了解。」
妃愛が倒れて、この2週間
親父と話す機会が増えた。
優哉さんのこと、朝妃のこと
悠妃のこと…、そして妃愛のこと。
今後どうしていくかを話している。
今まで無かった
組長と若頭という関係ではなくて
父親と息子の時間を過ごす事が増えた。
妃愛が倒れたことがキッカケだから
良いのか、悪いのか…
なんとも言えないけど
今まで親子の時間が無かったから
今後の為には必要な時間なのかもしれない
って受け止め方をしている。
俺と親父が揺らいだら
玖賀の家族は崩れ落ちる。
そうしない為にも
今は親父と向き合わないといけない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます