第67話

体調が悪そうな、

妃愛を視界に入れて


莉音に電話を掛ける。



妃愛の病気と狙われている立場。



俺は玖賀の息子であり愛妃の総長。


いつ、どこで、誰が狙ってくるか

わからない。



すぐ駆け付けられる距離まで離れる。




莉音:「はい?もしもし…悠くん…?」


悠妃:「莉音、俺、悠妃だけど。」


莉音:「うん、どうしたの?」



莉音とは幼稚園…


もっと前からの付き合いだったっけ。



言葉にせずとも、

察して動いてくれる仲。


だけど、俺は言葉で伝えないと

トップとして示しがつかない。



翔馬の怪我や妃愛と接していて

考え直した。


仲間だとしても、

言葉で伝えないといけないんだ。



それが、総長だろう。

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