第694話

side 智哉




妹の手術の日。月曜日で丁度試合が


ない日だったから病院にきていた俺。




妹は俺が亡くした彼女と同じ病気で。




だからこそ、妹もそうなるんじゃ


ないかって不安で怖くて。




敦史も兄貴もそれをわかっているから


俺になにも言ってこない。




強がりなところは似ていて。




頑張れ、咲美愛。


俺の妹だから、大丈夫だろ?


まだ死ぬんじゃないぞ。





ある時、デーゲームで試合が終わり


面会時間がまだできたから俺は1人で


面会にいった。




妹とはまだそんなに話したことなかった


けど、そんなことも忘れていて面会に


俺は行ったんだ。




時刻は夜の19時15分で。


面会時間はあと45分間だった。





妹の病室をあけると、なにやら


ベッドから降りようとしているところを


発見してしまった俺。




え?なに?脱走でもしようと?




妹と目が合ってしまい、お互いフリーズ。



俺がくることを予想してなかったのだろう。

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