第606話

咲美愛の病室につくと、いつもの


友達4人と知らないお兄さん6人がいる。




『はじめまして、咲美愛の父親です。』



一体、彼らは誰なのだろうか。


ポカンとしてしまう。



『パパ、竜真と悠太と愛月くんのお兄さん』



さっき言っていた愛月くんのか。


こんな彼らに支えてきたのか。



きっと、愛月くんも優しい彼だったのだろう。




それぞれ、自己紹介してくれる。



そして、元ヤンで暴走族に入っていた


ことも教えてくれてビックリした。




帰り際、俺は咲美愛の彼氏達に言う。



『もし、嫌じゃなかったら愛月くんの

ことを今度教えて欲しい。』



『悠太くんと比較するつもりはないんだ。

咲美愛の10年間を知りたいんだ。』




悠太くんが俺にいう。



『愛月は俺たちの中で今でも生きてます。

僕たちでよければいつでも話しますよ。』



『ありがとうね、咲美愛のことを

よろしくお願いします。』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る