真実の涙

第572話

実家に帰りバーンと音を立てる。




こんな時間に非常識とか思うかも


しれないけど、おれは親を許せない。




自分のことも許せない。




『なに〜〜?こんな時間にどうしたの?

自分のマンションに帰らないの?』



『はなし、あるんだけど?』



『はなし?大事なはなし?』



『そう。もうすぐ瑠威もくる。

父さん起こしてくれる?』



『うん、わかった。』




母さん、父さん、やっとわかるね。


本当の真実知ることができるね。




怒りと自分へのやるせなさと


ごちゃまぜな感情で揺れ動いてる。




もう、後戻りはしない。




これ以上、1人で頑張らせるわけには


いかないからな。

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