第385話

10回裏 2アウトランナーなし。


カウント2-2からの5球目だった。




カキーーーーーン




拓望は打球をみながら全速力で走る。



ガッツポーズをしながら

笑って走り出した。




打球はスタンドインしたからだ。




幸哉くんはマウンドに崩れ落ちる。


ファーストを守っていた瑠威が駆け寄る。




瑠威の目には涙が光っていた。




拓望、瑠威お疲れ様でした。





瑠威、来年の夏、ここにまた戻ってきて


今度は頂点にたちなさい。



泣いていてもなにもはじまらないよ。




わたしも、頑張るからね。

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