第124話

医者によばれる。


よくない話だ。



もう、美緒ちゃんは心臓を

動かす元気がないみたいだ。


悔しさがにじみ出る。




散々、反対しといて。

ずるいけど。


助かってくれ、そう願っていた。



予想外だ。



そして、心臓がとまる。




俺たち家族は延命を望まなかった。


電気ショック、心臓マッサージ

しても動かない心臓。



美緒ちゃんからの怒りの

メッセージに感じた。



ごめん、ごめん。美緒ちゃん、ごめん。

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