第6話

『待てよ、お袋』


りゅうちゃんが口を挟む。



『これからどんな戦いが待ってるのか

わかってるのか?簡単じゃないぞ?』



『わかってるわよ。先生に説明聞いたし

本も買ったし、パソコンで調べたよ。

なに、りゅう咲美ちゃんを見捨てろ

って私に言ってるの?そんなの

許さないわよ!!私は味方につくの。』



怒り気味におばあちゃんが言う。



『そんなこと言ってねえよ』



ため息を吐くりゅうちゃん。



『俺もよしくんと同じで生まれた時から

咲美愛を見てきた。だからこそ慣れてる

家族のもとに居るのがいいんじゃ

ないのか?咲美愛は考えすぎてる。

もっと甘えてみろよ。』



『妹だもん。私はそれは曲げれない。

本当は誰にも言いたくなかった。』



『ほんとその性格、美緒譲りだよ。

あいつも1人で咲美愛産むって

言い張ってたしな、懐かしいな。』



そう言い。またため息を吐く。



『えみ、覚悟はあるのか?

引き下がれないんだぞ?』



『わかってるよ、頑張る』



『そうか、わかった。咲美が

そう言うならサポートするよ』

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