第75話

悠妃を見て―――………


「んっ………ひっ……ひいにいはああああっ?どこっ?何処にいるのーっ?居ないッッ!居ないーッッ!何処にも居ないーッッ!」



つられ泣き。煌妃も、泣き始める。



あと数ヶ月したら、

小学生にあがるのに、これでいいのか?

なんて……不安を抱える、俺。


わからない。何が正しいのか。

泣き叫ぶ息子2人にどう向き合っていいのか、分からなくて頭を抱える。



「グスッ……グスッ……グスッ………ひいにいッッ……ひいにッッ………」


「ひいッッ………どっこ………どっこ………」



朝妃、妃響、竜妃、雅妃を送り出し…


燈妃は気付かぬうちに、朝ごはんを食べ

学校の準備をして、居なくなっていた。


もっと、もっと………上の子達……

燈妃にも手をかけてやらないと…って

反省の毎日。



「ひいにいーっ!どこーっ!」


「ひいっ………ウッウッ……うわあああああッッ……グスッグスッ………ひいっ……」



俺と、翼、翔平、黎来の4人で


煌妃と悠妃に朝ごはんを食べさせ

着替えをし、保育園の準備をして、

保育園に連れていく。



それが、朝の格闘。玖賀家の朝。

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