第76話

僕にとって発熱は


幸せの出来事のはじまり。



朝妃兄と過ごした7年間は

何よりの宝物。


他の何にも替えられない宝物。



だから、伝えたい。


孤独で苦しむ妃愛に。



――妃愛を精一杯愛していた。



朝妃兄は自分の人生を賭けて

妃愛に家族愛を伝えようとした。



妃愛に伝わって欲しい。



それが、僕に託された約束。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る